ロケ地22ヵ所御礼行脚完走記念 舞台挨拶レポート

ニュース|2010.01.20

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本日、東京・丸の内ピカデリー3にて『釣りバカ日誌20 ファイナル』の舞台挨拶が行われました。

1988年にシリーズが誕生してから22年、ロケ地は合計22ヵ所にも及びます。今回、「これまでお世話になった日本全国22ヶ所のロケ地の皆様に、直接お目にかかって感謝の気持ちをお伝えしたい」と、"ハマちゃん"こと西田敏行さんが自ら発案し、多忙なスケジュールの中、10月中旬より各地へ御礼行脚キャンペーンを行ってこられました。
その旅は昨年12月26日の全国公開を迎え、年が明けてもなお続いていましたが、ついに昨日1月19日、沖縄にて全てのロケ地御礼行脚が完了いたしました。

本日は、御礼行脚を終えて帰京したばかりの西田さんが空港から直接映画館に駆けつけ、相棒の"スーさん"こと三國連太郎さんとともに舞台挨拶を行いました。

御礼行脚の旅は、10月20日の福井キャンペーンから始まり、北陸、北海道、四国、東北、九州、山陰、関西、中部地区をめぐり、最後の沖縄まで、日本全国津々浦々を移動し、なんとその総移動距離はおよそ17,800kmにも及びます!

檀上でゴールテープを切った西田さんは、御礼行脚を振り返り、
「撮影以来久しぶりに訪れたロケ地もありましたが、皆さん本当にあたたかく迎えてくださいました。昨日の沖縄でもスタンディングオベーションが起こり、とても感激しました。」

そして実は、『釣りバカ日誌』最後のキャンペーンを締めくくることとなった本日は、なんと偶然にも三國連太郎さんの87歳の誕生日! 87個のいちごで飾られた特製バースデーケーキが登場し、西田さんから花束が贈られました。

突然のサプライズに三國さんは、
「この劇場で、こうして西田さん、そしてお越しいただいたお客様と一緒に迎えられ、なんと御礼を申し上げてよいか、感激しております。ありがとうございます。」

また本日は、映画『釣りバカ日誌』シリーズの功績を称え、その歴史を永久に残すべく、西田さん、三國さんの手形取りが行われ、その手形も舞台上で披露されました。
額に納められた手形は今後、丸の内ピカデリーにて半永久的に展示される予定です。

最後にお二方からメッセージをいただきました。

西田さん「昨年から22ヵ所のロケ地をずっと回ってまいりまして、皆さんから本当に温かいご声援をいただきました。そして、『元気でね』と声をかけていただきました。皆さんの熱い想いは、この胸に今沁みております。そして今日、この日がこの『釣りバカ日誌』の最後の舞台挨拶になります。本当に、本当に、『釣りバカ日誌』を可愛がっていただいてありがとうございました。そして『釣りバカ日誌』は、私たち、三國さんと僕の、生涯消えない大変すばらしい思い出の作品になりました。皆さんと一緒に、胸の中にある"ハマちゃん"を醸成しながら、ゆっくりと次なる創作意欲を燃やしたいなと思っております。"ハマちゃん"は皆さんの心の中に、永久に不滅です!ありがとうございました!」

三國さん「本当に22年間、ありがとうございました。戦争体験を通しながら、平和を祈り、平和のための映画を22本撮ったという、それに出演したという栄誉を、これからの余生を送っていきたいと思っております。」

満席の会場からはいつまでも拍手が鳴りやまず、22年間の歴史を感じさせられる、非常に心温まる感動的な舞台挨拶となりました。

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