第9作
1996年8月10日
釣りバカ日誌8
一之助の亡き親友の娘で外科医の和美(室井滋)によって、大腸がん検診を受けた一之助は、その御礼に和美を釣りに誘う。伝助の釣りの弟子で変わり者の学者・省平(柄本明)とともに、福島県いわき市で釣りを楽しむ四人。省平は和美に一目惚れ。和美もまた省平に心惹かれる。変わり者同士で意気投合、ついにゴールインをすることに。二人の想い出のいわき市で行われた結婚式に出席した伝助と一之助は、待望の渓流釣りに出かけるが、折しも悪天候となり、山中で遭難してしまう!
夏休み映画として一年半ぶりに製作されたシリーズ第9作。ハマちゃんの釣り弟子であるデータ重視の釣り博士(柄本明)と、スーさんの親友の娘である外科医・和美(室井滋)のプラトニックな恋愛が描かれている。また、福島の山中で遭難してしまったハマちゃんとスーさんがサバイバルな一夜を過ごす。極限状況の二人が、毒きのこを食べて幻覚を見るシーンが白眉。安達太良山の山姥よろしく、鬼気迫る“鬼婆”メイクの悪ノリぶりが、実におかしい。行方不明になったスーさんのために、鈴木建設重役陣が捜索隊を結成、重役陣の過剰反応がさらなる笑いを誘う。
- ゲスト
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- 室井滋
- 柄本明
- ロケ地
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- 福島県 いわき市
- スタッフ
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- 監督:栗山富夫
- 脚本:山田洋次、関根俊夫、荒井雅樹
- 原作:作/やまさき十三 画/北見けんいち
- 撮影:安田浩助
- 音楽:かしぶち哲郎
- 美術:重田重盛